2013年06月28日

源頼朝の強運 その2

 しかしその頼朝の父 義朝よりも必死で頼朝を捜している者が平氏の中にも居たのである。
その名は平頼盛の家来 弥平兵衛 宗清(やへいびょうえ むねきよ)平宗清である。
頼朝を捕えようと、或いはその首を捕って清盛に差し出世しようとする者は
他にも大勢いただろうし、今頼朝狩りは旬だったに違いない。
平宗清にはライバルが多かっただろう。
だから彼は必死で、そして慎重に情報収集に励んでいた。
そしてようやく村人の噂で頼朝が鵜匠の小屋で匿われている事を聞きつけ、頼朝に近づいた。
「源氏の御曹司を匿った事が知れたら親切にしてくれた鵜匠は罰を受けるかも知れない。
覚悟を決めて清盛様に会う事がお前の出来るたった一つの道だろう」と説得され、
頼朝は それに従った。
端から頼朝の覚悟は出来ていた。
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2013年06月21日

源頼朝の強運

「父上!兄上!」と呼んでも辺りは静まり返るだけで頼朝は向かうべき方向さえも失っていた。
風が揺らす木々の枝の音が敵の近付く音に聞こえてビクリとする。
ビクリとする自分に気付いて覚悟を決めていた。
もし今ここで敵に囲まれたら、父から教えられた様に源氏の嫡男として潔く戦い、
潔く死なねばならない。決して源氏の恥と成らぬように・・・。
いざと言う時は・・・と思いながらも周囲には平氏が源氏の残党を探し回っているはずで思う様には動けず声を出せば味方ではなく敵に聞こえてしまいそうでどうする事も出来ずにいた。
道に迷い、途方にくれていると1人の鵜匠(うしょう)と出会いがあった。
頼朝を見掛け、凛々しくも、どこか幼さの残るその少年に鵜匠は優しく声を掛ける。
他に頼る者も無く、頼朝はこの鵜匠の案内してくれた小屋で疲れた身体を休めた。
間も無くして 鵜匠はこの少年が、平治の乱で敗れた源氏の御曹司、頼朝である事を知る。
12歳の頼朝は、ただ運命に従うしか方法が無かった。
 何れは捕らえられ、この命を失うと、頼朝は覚悟を決めていた。
父 義朝は必死で自分を捜しているだろう?
しかし自分が動けぬ様に、父もまた思う様には動けずにいる。
頼朝にはそれが分かっていた。いつか会える日を信じても居た。
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2013年06月14日

残された者達の運命

源氏の大将二人の首 ( 義朝と義平 ) は都の人々の前に「晒し首」となった。
板の上に乗せられた2つの首が京都中を廻り、人々は平氏の力を思い知らされる事となった。
源氏の棟梁 源義朝とその長男 義平。そして次男 朝長の悲運の旅は終わったのである。
 そして、そんな人々の中に、3人の幼子を連れた一人の女性が居た。
 悲しく首を見つめるその女性こそ・・・義朝が最も愛した最後の妻、常盤(ときわ)御前 だった。

ところで・・・主役 源頼朝は、どこでどうしているのか?
「平治の乱」で敗れた源氏の一行が美濃に逃れる途中、12歳の頼朝は馬上で居眠りをしてしまい
 一行から逸れてしまってからの頼朝は・・・・


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2013年06月07日

頼朝の兄「義平」運命 その3

源氏方に仕えていた志内景澄がわざわざ「膳」を取り替える相手とは?
その事は直ぐに平氏に伝えられ屋敷中が大騒ぎとなった。
義平は平氏の様子に気付き、直ぐに館を抜け出し、
都を出て逢坂の関(京都府と滋賀県の境)まで逃れた。
 京の都を出た義平は町並みを振り返り、つくづく危なかったと、胸を撫で下ろし、
遠くに広がる都の様子を見て安心したのか「此処まで来れば」と安心し その場に横になって
「さて これからどうしたものか?」と考えている内に有ろう事かウトウトと眠ってしまった。
 ・・・・・・・・・・・
義平は自分の名を呼ばれて目が覚めた。
起き上がってみると、自分の周りを平氏の軍勢が、ぐるりと取り囲んでいて、そのまま義平は捕えられ京の都に引き戻された。
そして六条河原の処刑場で永暦元年(1160)1月21日(2月29日)19歳の生涯を閉じた。
posted by KANCHI at 21:30| Comment(0) | 頼朝ブログまとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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