2014年05月30日

源頼朝の選択 その3

コレを源頼朝を支持する若手チームとして考えると
チームのリーダ的存在 伊東祐清を失った事は大きな痛手である。
しかし今や若手どろか・・・北条時政を味方に付けた様なものだ!
ただし、北条時政は喜んで源頼朝を囲った訳では無い。
息子 宗時と烏帽子親を務めた伊東祐清に頼み込まれて
止むを得ず 引き受けたに過ぎない。
それでも北条宗時は喜んでいた。
「我家に源頼朝がいる」
頼朝よりも6〜9つ年下だったと思われる宗時にとって
近寄り難かった頼朝と誰よりも親しくなるチャンスが訪れたのである。
しかし この宗時よりも「我家に源頼朝がいる」ことを喜んでいる者がいた。
それは宗時の妹 北条政子である。
政子は頼朝の事を兄 宗時から聞かされていた。
宗時は頼朝に惚れ込んでいるのだから 政子の知っている頼朝は
長所ばかりの頼朝だったに違いない。
政子は何度か頼朝を見掛けている。そして既にときめいていた。
その頼朝が今 我家にいる。年頃の娘がドキドキしない訳が無い。
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2014年05月23日

源頼朝の選択 その2

源頼朝の命を守るために多くの者が力を尽くした。
特に伊東祐親の次男 祐清の功績は大きい。
祐親の息子という立場でありながら頼朝に惚れ込み
未来を託そうとしたが頑なな父の前に夢は砕けた。
自分のした事が妹 八重を巻き込み、甥 千鶴丸を殺し
頼朝の命を危うくした。
しかし息子の立場を捨て頼朝に危険を知らせ、
北条時政に頼朝を託した。
今となっては頼朝に合わせる顔がない。
頼朝への思いに変わりは無いが・・・
父 祐親の元にしか祐清の戻る場所は無かった。

その祐清の思いを頼朝は感じていただろう。
いつか会える日があるなら礼を言いたい・・・・。
頼朝の祐清への思いも変わる事は無かったのである。
しかし この状況を心のどこかで喜んでいる者がいた。
北条時政の長男 宗時である。
大好きな頼朝が自分の屋敷に居る。
そしてそれは父 時政の了承を得ての事である。
父を味方に付けた事は伊東祐清の時とは大きく状況が違う。
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2014年05月16日

源頼朝の選択 その1

源頼朝の願いは誰もが知っていた。
我子の成長を望まない親はない・・・頼朝も1人の子の親となっていた。
しかし誰にも頼朝の願いを叶えられる者は居なかった。
頼朝と八重を会わせる事も千鶴丸を会わせる事も、
それは頼朝の命を危うくする事だからである。
頼朝を救うためには千鶴丸を見捨てる必要があった。

それは伊東祐親にとっても辛い決断であったに違いない。
しかし頼朝と八重姫の仲を、そして頼朝の子を生かしておく事は
伊東祐親にとっては命取りである。
「祐親の娘が頼朝の子を産んだ」と言う噂が京の平氏に伝わればどう思われるか?
噂が伝わり疑われる前に決断し決行する必要がある。
本当なら「祐親が頼朝を討ち取った」という噂を平氏に伝えるつもりだったが
それが出来ない今となっては せめて
「祐親の娘が頼朝の子を産んだらしいが祐親はその孫を殺し娘を他に嫁がせた」
という噂を伝えなければならない。

頼朝は北条時政の屋敷で守られながらどんな思いで居ただろう。
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2014年05月09日

源頼朝の初恋 その12

自分の命は救われたものの頼朝には気掛かりがあった。
それは八重姫と八重姫との間に生まれた千鶴丸である。
会いたい・・・しかし頼朝は動けなかった。
八重が頼朝と共に暮す事を望んでも
頼朝が千鶴丸を手元に置きたいと望んでも
それは叶うはずの無い願いである。
伊東祐親にとって娘 八重も孫 千鶴丸も今や人質の様なものである。
これ以上を望む事は許されない。
自分の命を救ってくれた北条時政に申し訳が立たない。
頼朝は八重の事も千鶴丸の事も口にする事は無かった。
ただ心の中でだけ我子の成長を願っていたのである。

源頼朝にとっての初めての恋は頼朝にとって初めての息子 千鶴丸の誕生に至った。
しかし頼朝はその息子を僅か3歳で失う経験もする。
例え頼朝が北条時政の屋敷に逃げ込む事無く
伊東祐親の差し向けた追手に討たれていても
息子 千鶴丸の死は回避出来なかっただろう・・・
頼朝も千鶴丸も殺されていたに違いない。
しかし頼朝は生き残った。北条時政の屋敷で守られながら
息子の死を知らされた。
悲しみながら頼朝は思っていただろう。
父親でありながら自分は息子を救う事が出来なかった。
千鶴丸の命と引き換えに自分は生き残った様なものだと・・・
千鶴丸を死に追いやったのは「自分」であると。

伊東を流れる松川の上流 轟淵の滝壺に千鶴丸は沈められた。
命じたのは伊東祐親である。
祐親にとっても可愛い盛りの3歳の孫の殺害を命じながら
祐親は自分に言い聞かせていただろう。
こうするしか他に一族を守る方法はない・・・
浅はかな自分の娘のした事の尻拭いをしただけだ。と。
そして八重姫も祐親の命令を受けて他の男の元に輿入れさせられた。
頼朝の初恋は悲しく辛い結果に終った。
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2014年05月02日

源頼朝の初恋 その11

源頼朝は無事に北条時政の屋敷に逃げ込み、
頼朝を討つ命令を受けた伊東祐親からの追手は手出し出来ずに引き上げた。
おそらく屋敷の入口までは来たが
「この北条時政にお任せ下さい。とお伝え願いたい」と言われたのではないか?
その後も伊東祐親と北条時政の間には微妙な緊張感が漂っていた。
頼朝を引き渡す様に伊東祐親からの交渉人がやって来ると
北条時政がそれをなだめ賺し引き返らせる。
時政はどこかで その緊張感を楽しんでいたのではないか?
ようやく伊東祐親と同等になった様な・・・少し上に立った様な。

そうして頼朝の命は守られた。
救ったのは伊東祐親の息子 祐清であり・・・北条時政の息子 宗時であり
北条時政その人である。
頼朝はその恩を一生忘れなかった。
posted by KANCHI at 23:50| Comment(0) | 頼朝ブログまとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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