2011年04月25日

源頼朝の家来、三浦と北条の友情

源頼朝を旗印にして平氏に反旗を翻した豪族たちは
その時には確かに心を一つにして戦ったが、
平氏をようやく滅ぼした頃には、
初めに描いていた状況とは大きく違う現実に気付かされる。
それは、ごく1部の豪族だけが優遇され、
同じ様に働いたはずの自分達は優遇されていないという現実である。
「皆で力を合わせよう!」とかなんとか言っていたはずの
伊豆の小豪族だった北条が、今やなぜか一番威張っている。
その大きな理由は、北条政子が頼朝の妻となったからだが、
源氏の御曹司の元に嫁ぐ豪族の娘を、まるで自分の娘の事の様に
喜び祝った者も少なくなかっただろう。
しかし今や、その北条の態度には皆が不満を抱いていた。
大庭や岡崎が北条に不満を抱いていたのは間違いないとしても
さて、三浦はどうだろう?
大河ドラマ「草燃える」の中にも三浦の本心をよめなくする もう一つのシーンがある。
それは曽我兄弟が仇討に挑むその夜。それを知っていた三浦義村が
北条の宿舎に戻ろうとする北条義時に「今夜はここに泊まって行け」と促すシーンだ。
友人である義時を守りたいと願う義村の様子が描かれている。
しかしそれはあくまでも、息子達の間の様子であり、
若き日の北条義時と三浦義村の姿である。
一族の運命を決める当主は、この時はまだそれぞれの父、
北条時政と三浦義澄であるから、その本心をやはり知る事は出来ない。
もしも貴方が一族の当主なら、友情をとるだろうか?それとも一族を守るだろうか?
そしてこの時代に、その選択肢はあっただろうか?
posted by KANCHI at 11:35| Comment(0) | 頼朝の家来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月21日

源頼朝のその裏で

源頼朝を亡き者にして、得をするのは一体誰なのか?
北条か三浦か、それともその他の豪族か?もしくは朝廷か?
いくら考えても「間違いない」と言える様な答えは出て来ない。
もしかするとそれは、本当の標的が頼朝ではなかったからではないか?

まるでそれは3代将軍 実朝暗殺の時の首謀者探しとよく似ている。
実朝を殺して得をするのは?またはそんなに恨んでいたのは?
と考えれば考えるほど答えは探せず、
結論は狙われたのは実朝ではないのでは?と言う事である。
皮肉な事だが源氏再興を叶えた頼朝と源氏最後の将軍 実朝は
その命を狙われた事情が似ている。

暗殺の本当の標的が北条だったとして考えると闇の中で見えなかったものが
見えて来そうに思えてならない。
しかしそこには北条を心底から恨む、首謀者の存在が必要である。
そしてそれが三浦ではないかと疑って見るが、明らかにする証拠が見当たらない。
大河ドラマ「草燃える」の中でも暗殺計画は三浦の屋敷で練られているのに
三浦が計画の中心であったか、なかったか、ぼやかす様に描かれていて
むしろ事件の後に三浦だけが処分を受けていない事を思うと
大庭と岡崎が企んだ暗殺計画を三浦が北条に告げ口した可能性も考えられる。
暗殺計画の首謀者と計画の密告者では、まったくの正反対だ。
三浦は、そのどちらだったのだろう?
posted by KANCHI at 12:50| Comment(0) | 頼朝の家来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月18日

源頼朝の敵?味方?

源頼朝を描いた大河ドラマ「草燃える」の
28.富士の巻狩り と29.曽我兄弟 をNHKに行きもう一度見て来た。
源頼朝を恨み、北条を恨む架空の人物が曽我兄弟の支援を行っている。
と言う設定だが、彼はある時、三浦の屋敷を訪れ曽我兄弟の存在を告げる。
三浦の屋敷には大庭、岡崎の両者が来ていて北条に強い不満を抱き、
曽我兄弟に北条を討たせてはどうだろうという話が持ち上がる。
その後、曽我兄弟の仇討となる。

ドラマを作る側の迷いが そこに見える。
確かにその場所に選ばれたのは三浦の屋敷だが、
曽我兄弟を利用して北条を討つ話しをきり出したのは架空の人物で、
その話に興味を示したのも大庭と岡崎の両者のみであり、
三浦は微笑みを浮かべているだけで 一言もそのことに触れていない。
更に この時 頼朝の命を狙い事件に紛れて頼朝も殺害しようと考えていたのは
この架空の人物のみであって、大庭も岡崎も三浦も知らなかったかの様に描かれている。
そして事件の後、処分を受けたのは大庭と岡崎、そして頼朝の弟 範頼である。
なぜ三浦は処分を受けなかったのか?
三浦は誰の敵で、誰の味方なのか?
ますます謎は深まるばかりである。
posted by KANCHI at 11:03| Comment(0) | 頼朝の家来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

源頼朝の縁の下「三浦一族」

源頼朝を知れば知るほど、頼朝の周りに集まる一族や人々が気になってくる。
一般的には北条一族の存在が最も大きく影響している様に見えるが
北条が他の坂東武者に比べれば小規模で目立たない一族であった事を忘れてはいけない。
北条は鎌倉幕府を制し、後の南北朝時代に至るまで武士の頂点として君臨するが、
源頼朝に出会う前の北条を思えば それは正に奇跡だと言える。
「まさか!あの北条が?!」と、坂東武者の殆どが そう感じていたに違いない。
それは、他の者たち 特にそれ以前に力を持っていた者からすれば
恨みや憎しみに近い感情だったと思われる。

その代表が三浦一族である。
誰よりも、どの一族よりも源氏再興に力を注ぎ、坂東武者を盛り上げて来た。
そして誰よりも北条を支えて来た一族である事に間違いはない。
しかし心の奥深くに、北条への憎しみは無かっただろうか?
もしかするとずっと長い間、そのチャンスを狙い続けていたのではないだろうか?

疑い始めると限がないが、無性に三浦一族の強かさに惹かれてしまう。
名門 三浦の裏の顔を見てみたい。
posted by KANCHI at 13:02| Comment(0) | 頼朝の家来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

源頼朝よりも強かに

源頼朝の暗殺計画の首謀者がもしも通説の北条ではなく
三浦だったとしたら・・・
視線を変えて事件をひも解いてみると
今まで見えなかったものがいろいろ見えてくる。
当てずっぽうで でたらめの場合には明らかな矛盾が起こって
それが有り得ない事だと嫌でも気付かされるが、
大きな矛盾が無い限りは 仮説が最もらしく思えてくる。

頼朝暗殺計画も義時暗殺計画も、そのどちらも三浦によるものなら
あまりにも強かで、俄然 三浦一族に興味が湧いてくる。
例えば頼朝暗殺の首謀者が北条で、義時暗殺が三浦だとしても
それはそれでまた面白い。
以前に北条が行った事を三浦は知っていたという事だし、
それを真似て同じ事を実行し、失敗した事になる。
失敗のあとの始末もそっくりだ。

父の仇を討った曽我兄弟は口封じに殺され、
更に偽首謀者として仕立てあげられた範頼も殺された。
今度の事件も、父の仇を討った公卿が口封じに殺された。
三浦は北条の、北条は三浦のそれぞれしっぽを掴んで
まるで何も無かったかの様に振舞い、
これまでと同じ立場で両者の関係を続けている。
posted by KANCHI at 10:51| Comment(3) | 頼朝の家来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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