2009年11月30日

源頼朝の生活3「変化」

源頼朝が裏も表も「お利口な流刑人」だったのは おそらく少年時代までだろう。
とは言っても7年は長い。「石の上にも三年」という位いだから
頼朝は随分辛抱した事になる。
しかし そのお陰で世間はすっかり頼朝のイメージを固めてしまったのではないだろうか?
しかし その後の頼朝の行動を思うと世間は頼朝に騙された様なものである。
「たまには破目を外したら?」と勧められたかどうかは分らないが
ジメジメした蛭ヶ小島の小屋を抜け出して「巻き狩り」の練習にも出掛け
神信心を口実に女性との「逢引き」も重ねる様になる。
年頃の男なら誰でもやっている事だよ・・・と それを勧めたのは何れも
伊東祐親の次男 祐清や北条時政の長男 宗時などである。
それも・・・女なら誰でも良いと言う訳では無い。
祐清も宗時も自分の妹を頼朝に紹介しているのだから
そこに2人の本心と策略が見え隠れする。
妹と頼朝が結ばれれば、自らは頼朝の兄となれる。
頼朝の力量に新たな時代を感じて素直に惚れ込んでいたか?
自分の思う様に頼朝を動かそうとしたか?
いずれにしても頼朝という男に未来を感じていなければ
自分の妹を紹介したりはしなかっただろう?
posted by KANCHI at 10:06| Comment(2) | 頼朝の生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月26日

源頼朝の生活2

源頼朝の少年時代は「お利口な流刑人」だったのだろう。
しかし頼朝の心は一歩進んで二歩下る様な具合いに少しずつ変化して行ったに違いない。
表向きには「お利口な流刑人」だが心には「大きな野望」が芽生えていた。
13歳で伊豆に流されてから7年の少年時代を過ごしているうちに
世の中も「絶対平氏」の時代から少しずつ変化していた。
かと言っていきなり政権交代とは行かない。
目には見えないが「反 平氏」の心が各地の豪族の間に生まれ始める。
特に、古い考えを持つオヤジ達ではなく その息子たちの中にそれは育ち始めていた。
「平氏にあらずんば人にあらず」の平氏以外を人として扱わず奴隷の様に操って来た
平氏のやり方に違和感を抱き「変えなければ」という思いが
若者たちの間に生まれていたのである。

伊豆に源氏の御曹司が静に暮らしている。
彼らは新しい時代を模索し その可能性を源頼朝に感じていた。
どうせ暇を持て余し お経ばかりを読んで暮らしている。会いに行って見よう!
流刑人に自ら会いに行く事など平氏に脅えるオヤジたちはしない。
平氏に有らぬ疑いを持たれても面倒だ。
しかし 息子たちは流刑人 頼朝に会いに蛭ヶ小島を訪れた。
会って見ると、頼朝は想像以上 噂以上に魅力的だったに違いない。
生まれつきの血筋の良さも 賢さも感じたに違いない。そして思う。
新しい自分たちの時代を こいつを使って作り出せないか?
世の中を変える可能性を頼朝に感じ、心を開いて語った。
頼朝は年の近い若者たちの言葉に 少しずつ心を開いていったのだろう。
心を開いた頼朝の流刑生活には少しずつ変化が現れた。
posted by KANCHI at 09:23| Comment(0) | 頼朝の生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

源頼朝の生活

源頼朝の謎の流刑生活を勝手に想像して見よう。
伊豆の巻狩りに参加した30歳からの行動は何となく知られているが
それまでの17年間は分かっていない。
13歳の時には家来2人に連れられて伊豆 蛭ヶ小島に流刑となった。
狩野川の中州、或は川の周辺に小屋を建てて暮す。
経済的援助は比企尼や 頼朝の母 由良の実家 藤原氏から・・・
身の回りの世話は2人の家来・・・そして近所のおじちゃんおばちゃんに助けられ
そうして頼朝は お利口さんに暮らした。
命を助けられた事に感謝し、父や兄の冥福を祈り 毎日 お経を読んで暮す。
命乞いをしてくれた池の禅尼に、そして苦渋の選択をしてくれた平清盛の気持ちを裏切るまいと
必死で お利口さんを演じ続けたのだと思う。
毎日 三島大社に通い、生きている事に感謝して手を合わせた。
そんな頼朝の姿勢に、頼朝の見張り役だった伊東祐親も北条時政も
胸を撫で下ろしていたに違いない。
頼朝への警戒心は何時しか無くなり、
伊豆に源氏の嫡流が暮らしている事すら忘れ去られてしまった。
それが13歳〜20歳までの頼朝の流刑生活だっただろう。

静かに暮す頼朝に少しずつ変化が起こるのは20歳を過ぎた頃である。
posted by KANCHI at 09:26| Comment(0) | 頼朝の生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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